油圧クラッチの換装がやっと落ち着いたところで、冬眠中のデロルトキャブにガソリンを流したところ、見事なオーバーフローが発生した。去年のシーズン終わりはキャブのセッティングがよかったのでフロートと加速ポンプのダイヤフラムのガソリンを抜いただけで他はバラしていなかったので、油面が変わるはずもないのだが、ウキの動きが悪いのかとプラハンでショック与えても止まらない。仕方なしにフロートを外して油面調整となった。
デロルトの油面調整
デロルトキャブの油面調整(フロートレベル)は、マニュアルによると「キャブレターのフランジを上にして(要は逆さまにする)フロート後ろ側のピンが軽く触るよう(なんと曖昧)に、フロートチャンバーをたてる。
フロートと、キャブボディのフランジ面の間が、17.5~18.5㎜あれば良い。」とある。
フロートゲージなるものが有るが、段ボールでもプラバンでもいいので、17.5㎜コの字と18.5㎜のコの字の切り抜きを作ってフランジに当てて、17.5㎜がフロートにぶつかり、18.5㎜が通過するようにフロートを調整すればOKとなる。
いずれにせよ調整の結果は、組み立てて燃料を流してからの楽しみになる。
やっぱし、直接目で確認したい!
ベベルのフロントバンクのキャブの取付は異様に傾いて取り付けてあるので、油面がどうなっているのか、外観目視だけでは不安がある。更に油面が低すぎる場合は、加速ポンプのアトマイザーより下のなってしまうこともある。
デロルトのクリヤーフロートチャンバー(自作)
デロルトキャブ用のクリヤーフロートチャンバーなるものが、実際に商品としてあるが、非常に高い!素人整備には、とりあえずの間に合わせレベルでいいので、こんなもので確認してみた。
フロート代わりにDVDのケースの蓋を使用して油面を確認したところ、やはり油面が高すぎてフロート室を超えてしまっていた。
ウキをいじって油面を調整後、キャブ本体を取り付けてオバーフローをしていないのを確認したが、DVDのケースが大きくキャブ本来の取付角度(傾き)になっていないのでいまいち不満だったので、バージョンアップ版を作成した。
100均クリヤーフロート室の作成
デロルトキャブ用
8cm角のクリヤーケースを仕様(税抜き100円)
フロート部が入る高さにカット
インマニのところをカットして完成!
キャブの傾き具合は取付時と同じくらいになりました。
どうしても、オイルクラーの取り出しが邪魔になります。
ギリぴったりなところで、止まってる!
加速ポンプのアトマイザーがスレスレ
取り付けると、もう少し右に傾くのでいい感じでしょう
リアバンク側のデロルトもついでに確認
リア側は、左右の傾きが無いので確認は簡単です。
んっ千円もするデロルトキャブ専用のクリヤーフロートチャンバーの代用品として、100均商品のクリヤー容器で作ってみました。
ある日突然のキャブのオバーフロー、昨日までは問題なかったのに、、、、
そんな時!この100均クリヤーフロートチャンバーがあれば、簡単に確認できるようになりました。
キャブも取り付けたので、バッテリーを載せればOK!?
すんなり?スタートできるかが、楽しみである。
緊急事態宣言解除してもコロナは消えてない!
気を付けましょう!
はじめまして。
返信削除質問させてください。
この位置でフロート位置は17.5mmぐらいですか?
すみませんいい加減な私、正直現在の位置は数値的にはわかりません。
削除参考になるかどうか、こんな感じでやってます。
以前はマニュアルにあるように、キャブを逆さまにしてフロートの高さを測ったことも有りましたが、オーバーフローしたり油面が低すぎてガス欠になったりの体験から、特に前バンクのキャブの傾きでうまく合わせられなかったので、フロートの動きを見てオーバーフローしない位置を基準に見た目で合わせてます。
お返事くださり、ありがとうございます。僕も今、フロント側の油面を考えており、質問させていただきました。
返信削除とても参考になります。
僕も一度、17.5がどれくらいの高さかやってみます。
ありがとうございました。
質問頂き大変ありがとうございました。チャレンジ後用方法があればお知らせ頂けると嬉しいです。
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