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2021/06/23

油圧にしたら「どんだけ~」軽くなるのか?

 DUCATI MHR のクラッチの油圧化したら軽くなるのか?



「どんだけ~?」



 KAWA335は、カワサキ純正のクラッチレリーズ33.5㎜を使用しているので、取付プレートは随分と改良されて完成度は高くなったとは言え、軽さ自体は作り始めたときから変わっていないはずだろう。ノーマルと比べりゃ随分と軽くなって、一日中走り回ってもクラッチレバーを握るのが嫌になることはない。反対にアクセルの重さが気になるほどだが・・・・



 しかしながら、どんだけノーマルの機械式ワイヤークラッチと比べて軽くなったのかと聞かれた時に、「どんだけ~」って残念ながら答えられない。






 見える化、数値化するべく、デジタル秤を購入してみた。
 精度的には、高額な物よりは落ちるだろうが、比べる基準としては十分活躍してくれそうだ。




 ネットでクラッチレバーの重さを計る記事を参考にして、レバーに掛けるフックを作ってみました。

 手で引っ張る方法だと一定しないので、ケースに入れてグリップに添えます。






早速、我が愛車のMHRを計測してみると、、



結果は、2.57Kg

支点から約14㎝のところで計測

何度か計測を繰り返してみた結果
2.685Kg、2.520Kg、2.65Kg・・・・

平均すると、2.6Kgくらいでしょうか

(マスターは、ブレンボ13㎜を使用しています。)


マスターを12㎜にすれば、もっと軽くなりましたが

作動ストロークがギリギリでした。







我が家の出番の少ないNinja250Rを計測




ワイヤー式ニンジャ250は、2.78Kgでした。

KAWA335の油圧クラッチと同じくらいの数値を計測







他のバイクのクラッチってどの位なのか?

ネットの記事を拾ってみました。

ハーレー FXDC ノーマル 8.1Kg

ハーレー 電動アシストクラッチ VAL‐215D 3.9Kg

GPZ900R ノーマル 33.5㎜ 7.45Kg

GPZ900R ZZR1400用に交換 35.5㎜ 5.73Kg

Ninja1000 ノーマル 9Kg

Ninja1000 スリッパークラッチ 6.7Kg

BMW 車種不明 6.3Kg

DT200WR 6.7Kg

ハーレー スポスタ 6.7Kg

ハーレー スポスタ ベアリング入りレバー 5.2Kg

モンキー125 3Kg

KTM モトクロ 7.3Kg(但しレバーが短い)

KTM 50%軽くなるレバー 3.11Kg(レバーが短い)
(MID MOUNTAIN ENGINIEERING)


などなど・・・・


あくまでもネット拾いなので、条件や計測容量が違うので参考程度に






YAMAHA ZIPPY 計測!




赤子の手でもいける!

驚異の1.2Kg!ww












MHR DM860 ノーマルを計測!


どんなに比べても、他のバイクは参考にしかならないので



ワイヤークラッチにして計測しました。

(取付ハンドルはダーミーで実施)








DUCATI MHR ノーマルクラッチの場合



5.655Kg

計測位置は、支点から約14㎝

久しぶりに、取り付けたら、組み立て間違っているのかって!



ヤバ!重~い!





KAWA335油圧が 約2.6Kg、ノーマル機械式が、約5.6Kg



2.6Kg / 5.6Kg = 46.4 %


ノーマルから約55%減!



ざっくり、半分くらい軽くなっているってことがわかりました。





普段の実用から考えると

支点から約14㎝の位置を計測しているので力の入れ具合としては

もっと内側になるはずなので、再度グリップの中央付近を計測

レバーの塗装が擦れているところが力点だろう



当然支点に近づくので6.34Kgと更に重くなっていた




KAWA335の油圧に取り換えて計測


2.6Kgから3.23Kgとなった

レバーの握る位置で随分と変わるのがわかる。







実用域の計測値



KAWA335油圧が 3.23Kg、ノーマル機械式が、約6.34Kg



3.23Kg / 6.34Kg = 50.9 %


実用域でも約50%減といってもいいだろう












結 論

あくまでも個人の見解なのでツッコまないようにね



KTMで使用されていた 50%軽くなるレバー 3.11Kg
短いレバーで人差し指のみのワンフィンガー
MID MOUNTAIN ENGINIEERINGには、かなわないけど


私自身の使用状況では、ツーフィンガーで操作できています。


今回の計測値は、クラッチスプリングを押す力だけです。


私のこれまでの経験から

ノーマルクラッチは、ワイヤーを引く摩擦抵抗が加わってくるので

使用するクラッチワイヤー、その手入れ法・取り回しによって違いが出ました。

更に、クラッチレバーの形状によっても変わってきました。

抵抗は、ゼロにはできないので、軽さの面では油圧に軍配が上がるだろうと思います。






最後に、ワイヤーにはその良さもあるし、切れても予備と交換すれば復活する。

油圧は、メンテを怠れば、出先のトラブルは痛い

当初、不安解消にワイヤー用のクラッチレバーとクラッチアームを

携行していたが、今は携行していない。






ちょっと前まではノーマルに拘っていましたが、、

バイクは、乗ってナンボ

遠くへ、そして長く乗るために必要なことが大事なんだって






年取ったなァ・・・・


つづく・・・



乗るのも楽しいけど、いじるのも楽しいね♪














































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