DUCATI MHR 900
VeeTwo high comp 88
ヘッドの組み立て
ヘッドは、シーズン前のステムシールを交換、その時にバルブの摺り合わせなど
やったので、ちゃちゃっとカーボンを取って終わるつもりだった
(だから画像もない)
バルブが閉じていない!
オープン側のクリアランスがマイナスでバルブを抑えて閉じれない状態
おまけにカムの動きも抵抗あって力を入れないと回らない
クローズ側のクリアランスもマイナスの模様
サービスマニュアル規定値
オープン側のクリアランス
IN 0.08mm
EX 0.12mm
クローズ側のクリアランス
ゼロがベストであるが手で回転させ回らなければならない(超微妙な表現)
実測一番ひどかったのが
Oバンクのオープン側INクリアランスー0.08mm?
(シム調整は約0.16mmだったので逆算から)
他のオープン側は、ゼロはなかったものの規定値以下だった。
考えられる原因(オープン側)
バルブシート摩耗の沈み込みによってロッカーアーム側への突出しだと認識
それならばと今回はしっかりとバルブのすり合わせをやってから
前回やらなかったシム調整をすることにした。
今回作りなをしたSSTでオープンロッカーアームを押し下げる
取りずらく落としやすいハーフリングを磁石で引き取る。
バルブの摺り合わせが終わったら、スローズ側のシムを取り付ける
オープン側のロッカーアームを取り付けなければ
どのカムも当たっていないはずなので抵抗なく回る。
カムが回りづらかったがOバンクは、シム調整はしていないのに
スムーズに回る様になっていた?
ハーフリングの収まりが悪くシムの高さがプラスになってしまっていたのが原因か。
それぞれのカムは、0.03mmのゲージは入らなかったし
カムの接触抵抗は感じられなかったので大丈夫とした。
続いて、オープン側のシム調整
現状は、大なり小なりシムが厚いので薄いシムが必要
プラスにするのであれば、絶対的に別のシムを買わなければならないが
マイナスにするなら、削れば合わせられるとオイルストーンで調整
シムの厚さは、マイクロメーターが無いと測れない
現状の厚さを基準にして調整するので、中古でたりるのでフリマで入手
OバンクのINのシムだけ2.44mmで他は全部2.75mm
オイルストーンもこのために購入した。
当初細かい方#400で恐る恐るやる往復回数を数えながら削るが、
一向に減る気配がないので淡い方#220で削るとようやく減り出した。
100往復しては、シムの方向を90°変えて100往復
そのうち手が痙攣してきて数えるのも面倒になったけど
全部規定値に揃えた、我ながら良くがんばった。
この後、ヘッドをシリンダーに取り付け
トルク4kgで締め付けたのちにクランキングをして
再度、各バルブクリアランス(オープン側のみ)を確認
左右のカバーを取り付けてエンジンを定位置にして終了した。
エンジンの組み立てはこれで一段落しました。
後は始動するだけとなりました。
素人整備も遂に?
エンジン本体まで手を出す様になったは
バイクで繋がる皆様の協力とアドバイスによるものと感謝いたします。
今回のmhrの一連の整備に関して
後ほど整理して記事にします。
では、また








0 件のコメント:
コメントを投稿