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初代自作油圧クラッチ

油圧クラッチ化へとりあえず完了<素人整備録>DUCATI MHR

ワイヤーから油圧へ換装できました! これで快適なロングツーリングができるはず。 DUCATI MHR 900 油圧クラッチ化の決算報告 2月のバイクオフシーズン中のこと、ネットを徘徊中に見つけたベベルの油圧クラッチ化の記事をきっかけに始まった、冬眠中だったMHR...

2024/10/21

DUCATI MHR900 Oring 調達メモ

注文

ベベルシャフトチューブ   46320200A(5個入)必要数4個

ヘッドOリング(小)    88641181A(5個入)必要数2個

ヘッドOリング(大)    88641211A(5個入)必要数3個


参考

ステムシールEX 76410131A

ステムシールIN  76410091A

ハーフリング 66910031A

リターンスプリング 79915061A

シャフトシール 外径19 内径12 巾3 2個

ドライブシャフトシール 外径60 内径45 巾9







2024/10/19

DUCATI ベベル 白煙でバルブステムシール交換 忘備録

 DUCATI MHR 900

バルブステムシール交換

忘備録




白煙に対する処置

走行8万キロを超えて、クラッチプレートを交換して
元気になったMHRだったが、、、

アイドリング時に前シリンダーのマフラーから白煙が混じる
これまでも、無かったわけではなかったが
エンジンの調子がいいだけに気になる

一時はプロショップにお任せと考えていたが
MHRをショップに預けるのは実のところ金額もあったが
これまでのトラブルを適当に凌いできた経歴を見られるようで
気が引けているところだった。
オーナーズクラブのベベル重鎮にアドバイスを頂いたところ
バルブステムシールが原因ではとのことで
EX側であれば、ヘッドを外さなくても交換できるとのことであったので
重い腰を上げた。




ステムバルブシール

交換するとなれば、まずはパーツの調達となる
コーピーのパーツリストから探す
オクで手に入れたパーツリストであるが費用対効果は高い
が、年代の違いなのか少しづつ違う所がある
同時に手に入れたサービスマニュアルコピーも
役立っているが、余りにも解説文が少ないので
これだけの内容で全バラ整備ができる!?
凄いちゃ〜凄いW

私のパーツリストでは、EX側のステムシールが載っていませんでした
ネット検索、関連投稿記事と専門ショップの画像を頼りに
ダメ元で注文して、結果はOK!


76410091A

(旧 060392150)



76410131A




IN側、EX側、どちらも純正パーツでディーラーで購入できました。
1台分で3,300円とお店までの交通費
注文してから12日で店舗に到着
ネットでも注文していますが今だに2w経過しても発送されず
今後は、ディラーに直接注文が早くて安くて良いです。




バルブステムシールEX側の交換

クラッチプレートの時もそうでしたがネット情報と
オーナーさんからのアドバイスを頂き
パーツが届くまで頭の中で作業を想定



作業位置が低いので出来るだけと前後スタンド

結果は、対して変わらずやりにくい


カバーのボルトを緩めたらもうやるしかない

たぶん、新車から一度も緩めたことないボルトを緩める
固着もなくスンナリと緩んだ



カバーを外して見るとオイルの中に異物?

まだ、ボルト4本しか外していないのにワッシャーが出て来た?

後の外すロッカーアームのシムと同じ物だった

オープンのアームには、シムが入っていたので他のアームの物か

はたまた、当時積立時に、落としてしまったシムなのか

トラブルの原因にならなかったのが幸いか




初めて見るデスモ

実物を見るのも触るのも初めて
ロッカーアームだ〜



カムホルダーを外す

4本のボルトを外した、これも固着なし



カム軸とベアリングが結合されている
プラハンで軽く叩くとスンナリ



ロッカーアームを外すにはシャフトを抜かなければならない

オープンのアームを取れば良いので左下のシャフトを抜く


その場しのぎのSST登場!

若い頃に金型屋にいたのでノックピン抜きが
(スライドハンマー)

職場では普通にあったが、車庫には無い

ネジ穴サイズの確認で、とりあえず合いそうなネジを入れて見る

せめてスライドハンマーが有ればなぁと、、、



なんとなく、シャフトを避ける穴のワッシャを噛ませて
ねじ込むと、すんなり動く気配
確認すると抜けていた


ワッシャとスパナを重ねて抜くを繰り返し


しのばしのぎのSSTで抜くことが出来た


ロッカーアームの両端にはシムが入っていた


クローズアームが確認
これを押し下げればバルブがフリーになる


キックをしてカムをオープンの位置へ移動

バネと格闘してやっと外せた

この小さい部品が、取り付けづらいし無くなりやすい

何度も行方不明になって探しまくり!

まだ、部品は出るようですが、、、


やっと、ステムシールが外せます


40年以上オイルに浸かって劣化

外流祭にバラバラになってしまった

因みに、900SS(ベベルじゃ無い方)と共通




なんとなく計測、クローズ側のシム


なんとなく計測、オープン側のシム



その場しのぎのSST登場Part2

外す時は、力ずくでアームを押してやったが

組み付けは、片手では出来ないので、自作SST登場!

経費0円(針金ハンガー)


とは、言っても

この部品が、小さくて、しかも下向きなので
止まってくれないので片手で押さえて
もう、汗だく><


なんとなく、ギャップを測定
0.14でたぶん許容範囲
調整となると、シム交換が必要で
手に入りにくいし、高価なので許容範囲


ガスケットが残念ながら亀裂
純正品が出るようですが、今回は液ガスで組み付けた



テストラン!

分解して元に戻したので大丈夫なはず?

いつものようにエンジンはスンナリ始動

しかしながら、なんかパワフル!?

エンジンオイルが噛んで無いからか?

これで、しばらく様子を見ます。



部品代、EXステムシール1個 495円

嬉しくて、ネギみそチャーシュー 1,100円を頂きました。




まとめ


EX側 76410131A  485円
IN側 76410091A  1,155円

SSTは、廃材利用 0円
(次やる時まで、強化版を要作成)

今回は、EX側だったので、バルブがシリンダー側に落ちないので
ヘッドを外さず出来たが、IN側は、バルブが落ちないように支えながら
交換となるが、シール交換の際にバルブを押し下げるのでリスクが高い

前シリンダーなら、ヘッドを外すのにエンジンを傾ける
(エンジンマウントを抜いて)
必要がないので、ヘッドを外したほうが速いとのこと

今回交換した、EX側のシールは、構造上常にオイルに浸かっている状況で
シール劣化によるオイル下がりが多い場所で有るとのこと

しかしながら、ピストンの吸気時の負圧を受けるIN側の方が
オイル下がりの原因いなりやすいとも言われている(ネット情報)

テストラン途中にマフラーの排気口は、若干の油分が見られたので
EX側が完治していると考えればIN側を交換する方向となる

プロショップの白煙状況からのオイル上がり疑いについて

仮に、シリンダーに問題があるとの判断材料として
コンプレッションをテストしてみた
暖機運転後に1回目を測定
2回目は、シリンダーにEオイルを注入して実施したが測定値に変化なし
ピストン関連は問題がないでいいってことにしたい。


前シリンダー測定値


後シリンダー測定値



使用したのは、ストレートのコンプレッションテスター
先に、年代物のテスターを手に入れたが
どうしても、前シリンダーの測定が一人ではできなかったので購入


測定準備から計測はやり易かった
SSTと一緒だが、これをこの後いつ使うことになることか、、、

自己満足の工具が増えていく

それにしても、低い姿勢での作業で、膝をつきながらで痛い
そして指先、腰、肩、老眼・・・・

では、また
















2024/10/17

「実測」DUCATI MHR クラッチプレート交換でレバー操作が軽くなった!?

 


クラッチプレート交換


レバー操作(握力)軽減!



サーフレックスの強化型クラッチプレートを交換して
感覚的には、素晴らしくレバー操作が軽くなったがどれくらい?

交換後に、約440kmのツーリングをしたが、全くレバーの重さを気にすることなく
自宅〜日高〜帯広〜富良野〜三笠〜自宅へとタフなコースを楽しめた


レバーの重さを実測してみた


油圧クラッチ化の時に使った計測器で測ったところ
2.0kg
今の構成は、マスターが13 レリーズが30

以前計測した値が、2.6kgだったので
やっぱり数値的にも軽くなっていた

更に、キレが良くなったことにより
レバーはグリップに近くなって力が入れ易くなっているのも
軽く感じる要因に


因みにCB250EXPORTも計測したが、同じく2kg前後
しかしながら、あくまでも静止荷重なので
握るキルまでは、ワイヤーの作動抵抗が有るので
油圧より重く感じられた
(画像を撮るのを忘れた)








まとめ


サーフレックスの強化型は、レバーが軽くなる
スプリングが、ノーマルより短いのが要因?
ノーマルと比べて、コイルの巻き間隔が同じなので
ノーマルは取り付けた段階で、縮まった状態(力を溜め込んだ状態)
なので、そこから更に縮める力が必要となるのかなぁ?
まっ、とにかく軽くなるが、
反対にノーマルの押し付ける力は過剰だったということか?


乗り味が変わった?
フリクションプレートがアルミで軽量になったことが要因
(怪しいベアリングも交換したからかも)
アクセルとのレスポンスが良く
2,000〜3,500回転が特に変わったように感じた



独自の渦巻き状の効果?
繋がりもスムーズで、発進時のストレスなし!
キレが良くて、レバーの握りも少なく楽!


交換するなら強化型をちょっと高いけどおすすめ!


では、また



























2024/10/14

ベベルの持病? 白煙が出て来た〜 原因はなに?

 DUCATI MHR900

持病発生か?


白煙出て来ましたけど〜!?



クラッチプレートを新調してウキウキしていると

新たな試練がやって来ました><;





問 診

エンジンが冷えいた状態(出がけ)では、白煙は出ない
アイドリング、走り出しも出ていない
夏場の暑い時期でも連続走行時も出ない
でも、プラグ(前シリンダー)常にオイルっぽい
右マフラーは、いつもオイルっぽく汚れる

ツーリング中郊外から、市街地に入ってゴーストップの繰り返しで白煙が出てくる
しかし、市街地を抜けて郊外に出て連続走行後は、アイドリングで出ていない

オイル下がり?上がり?

出がけに白煙が出る症状は?
でも、出ていない

回転を上げると、白煙が出なくなる症状は?
そんな感じでも有る

Eオイルの消費が多い症状は?
1,000kmで1L弱

プラグがオイルっぽい症状は?
2Stみたいに汚れる

コンプレッションテスター


フリマサイトで購入
嬉しい送込¥1,550

シリンダー内の圧縮はどうなっているかと思い購入したが
ネットから拾った使用書によると
圧縮圧の計測で、リングやバルブの状態も分かるようだ





ネットから拾って来た使用書


点火栓を全部取除いて、その捻子穴へテスターのアダプターゴムを圧着します。

セルモーター又は、キックによりエンジンを回転させ、その時のシリンダーの最高圧力を読みます。この時エア抜き用バルブの頭部を指で押圧して指針を零点に戻し、数回円圧して正確に読み取ってください。圧縮圧は低圧規格エンジンで0.35K、高圧規格エンジンで0.7K以上の差異があってはなりません。


リングテスト

中年度のオイルをピストン頭部に注入して、前記の操作により、各シリンダー圧縮圧を読みます。

この時の圧力に変化がなければ、リングは良好で前より高い時は、リング不良を表します。


バルブテスト

エンジンをスタートして、インテークマニホールドに油を注入しますと、排気管から噴出して来ますからその時エンジを停めて点火栓を取除き、ピストンの頭部へ前記同様オイルを注入して、シリンダーの圧縮圧力を検べます。この時圧力に変化がなければ、バルブは良好で、高い時はバルブの不良又はバルブの摺合わせの不良であります。


株式会社 近畿製作所





我がMHRの行末は?

白煙修理を考えると
前期高齢者の身としては、これ又高齢となりつつあるMHRとの
付き合いはいつまで続くか考えなくてはならない時がきている

無限に資金があれば悩む必要もないだろうが

プロショップに相談したところ
ヘッドも疑えるがオイル上がりも有るとかもしれんと
腰上の分解部品交換で
渋沢さん30人も用意していただければ・・と

エンジンそのものは調子がいいと思うところもあって
悩むところでだ

そもそも、ノーマルシリンダーのピストンリングは
中々手に入らないらしいが
プロショップは、在庫している?

ベベルオーナーからの助言では
オーバーサイズピストンキット8〜12万
ボーリング代3〜5万
合わせても20万弱
ヘッドの調整も組み替えも自分でやっての話だが
ショップがこれまでを含めて30ならお願いするところだが
そんなはずはないだろう

オーナーズクラブの重鎮に症状についてアドバイスを頂いたところ
バルブステムシールの不良
また、ベベル専門ショップからのアドバイスも
白煙症状の大半は、これが原因とのことでした。

一時は、プロショップにお願いしようと腹を括ったが
バルブステムシールの交換で済めば
1万も掛からないかも


では、また






2024/10/07

DUCATI MHR クラッチプレート交換 忘備録(ハウジングの組み付けからやっとこ完成)

DUCATI MHR

 クラッチプレート交換

忘備録

ハウジングの組み付け〜完了




ハウジングを固定(締め付け)

馬鹿力で締めてあったロックナットは欠品(廃盤?)

更にロックワッシャは注文中で有るが未達

待ちきれず、一式を交換して締め付けた。

マニュアルによると締め付けトルクは、10kgf・m

トルクレンチの単位は、N・m

換算すると98N・m(でいいかな?)

でも、ちょっとプラスして99N・mで締め付けた



スマートな取り付けに自己満足w






クラッチプレートの下拵えが大事

ハウジングも荒れていたところはヤスリで均した

プレートも、バリを取るとクラッチの切れが良くなるということで

最初は、丁寧にやっていたが次第に適当に終了した

オイルストンでやるらしいが、そんな根気はない

バリ取りの気が済んだら、パツクリで綺麗にして

オイルに漬け込んで準備完了


アウトレット激安の理由がこの点サビ?



ハウジングに入れる順番は、親切に図解で有るが

一般的には、バリのある方を手前側で入れていくそうだ


最後のプレートを取り付けて出来上がり


これで、クラッチレバーを握って作動確認0K!

なんか、すげー軽いんですけど!






スプリングノーマルとの比較

右端がノーマルスプリング

強化型は、大丈夫かと思うくらい短い

レバーが軽く感じたのはこのせいか?



ノーマルに比べて、1cm短い!



外したノーマルスプリング長 37.8mm
規定値よりも1mm短かった



シフトシャフトのシールを2枚入れた





カバーを取り付け、エキパイを取り付けて完成









まとめ

そして試乗、いつものコース


乗り味は、激変しました!

アルミプレート(強化型)の効果?

ハウジングのベアリングを交換した効果?

何しろ軽い!

レバーだけが軽いのでは無くて

エンジンが軽い!

3,000までが激変

そして、キレがいい!


レバーの調整を、最大ストロークから最小にしても大丈夫だ!

これなら、レリーズを335にしても余裕が出そうだ

ノーマルのプレート時は、ストロークが必要だったから

試行錯誤して、現在のレリーズプレートになったので

鍛えてもらいましたw






ノーマルの張り付く感じがない!

(これが普通だと思って乗っていたけど、張り付くとはこういうことかと実感)

嬉しい反面、なんだったのかって感じも・・

サーフレックスの激安品をきっかけだったが

また新たなmhrに変身した!?

本来の姿に戻ったのかもねw

素人整備でも何とかできました!

めでたし、めでたし


では、またね〜







かかったお金

サーフレックスクラッチプレート(S1425) ¥25,067
※ネット購入価格 ¥48,000(前後)

ガスケット(左カバー) ¥2,970(リプロ)
※再利用の為使用せず予備となる(多分もう使わない)

リターンスプリング(Z用)¥1,000
※純正部品79915061A ¥803
純正部品は入荷が遅く予備となる

チェンジシャフトシール(2個)¥1,318
サイズ19-12-3

ハウジングベアリング外側 600NR ¥523
ハウジングベアリング内側 7205AW ¥1,328
※ 指定は7205B (次あれば交換)

ロックナット(廃盤) 040047040
ロックナットワッシャ 020047030 ¥605
※入荷が遅く使用せず(使い道なし)

Uナット、止めリング、ソケット ¥4,494
※ソケットが一番高価 ¥4,067

単管1m、 長ネジ6mm  ¥1,000
※自作SST