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初代自作油圧クラッチ

油圧クラッチ化へとりあえず完了<素人整備録>DUCATI MHR

ワイヤーから油圧へ換装できました! これで快適なロングツーリングができるはず。 DUCATI MHR 900 油圧クラッチ化の決算報告 2月のバイクオフシーズン中のこと、ネットを徘徊中に見つけたベベルの油圧クラッチ化の記事をきっかけに始まった、冬眠中だったMHR...

2024/11/19

DUCATI MHR 900 ベベルヘッドOH バルブ摺り合わせ

 DUCATI MHR 900

ヘッドOH 忘備録

バルブ摺り合わせ

バルブをボール盤に咥えて磨くも何処までやっていいのか
加減がわからず綺麗になら無い
シールとの接触面は、EX側のカーボンが取れ無い
耐水ペーパーで削ってしまいたいが、、、


切れてしまったガスケットを切り出す
純正品もまだ手に入るが、当然手間はかかるが安い


カーボン落としに、塗装の剥離剤がいいとアドバイス有り使って
真鍮ブラシでここまで来たが、落とし切れ無い


人生初のバルブ摺り合わせ

タコ棒をスリスリすると、最初はジョリジョリするが
抵抗が無くなってくるので離して、広がったコンパウンドを
擦り合わさる面に戻してを繰り返す


バルブコンパウンドは、細目を使用


摺り合わせの状態を光明丹を使って確認する様だが
持ってい無いので、合わせ面の状態を見て判断
バルブコンパウンドの後にホワイトダイヤモンドで仕上げ


黒かった当たり面もまともな状態に?
当たり面(帯)が均一になった
これ以上やると、ロッカーアームのクリアランスに影響しそう
減っていくって事は、クローズとオープンの両方のシム調整が必要になると思う


両方のバルブを入れて、ロッカーアームの取り付け
本来なら、この状態で状態確認(漏れ)するところなのだろうが
ひどい状態からここまで綺麗にすれば、多少なりとも良くなっているハズだろう


この後、夕暮れの暗い車庫の中でシリンダーにヘッドを組み付けた
暗がりの中でやったせいもあってヘッドが上手く合わさらず苦労
おそらく、オイルラインの小さいほうが合っていなかったか
ズレたまま、途中までナットを締め込んでしまったので一抹の不安が残る
再度、ナットを緩めてやり直して
最終的には、スッーとシリンダーとヘッドが合わさったので大丈夫か?
オイルが漏れなければ大丈夫だったって事で、ダメならやり直しすればいいか




追記

ヘッドを組み付ける際に、ベベルシャフトの腰下との結合は
腰下は、分解した時の状態のままにしておいたので
(本来ならピストンのカーボンも取りたかったが)
ヘッドも元の状態(合マーク)にして組み付けた




締め付けトルクは、規定4kgなのだが、4本中のベベルギヤの上のナットが締めにくい
フレームとベベルの頭の狭い隙間でストロークが短い

準備した3種類のOリング、ベベルチューブのOリングは細くて使えなかった
5個も入ってお得と思ったが残念!

後は、ヘッドカバーとキャブをつければ良いだけなのだが

本日、車庫前にも雪が積もる季節となって
暖房の無い車庫での作業は限界が近い

では、また



2024/11/10

DUCATI MHR 900 ベベルのヘッドOH 忘備録

 DUCATI MHR900

ベベルヘッドOH

忘備録


事は白煙から始まり

EX側のバルブステムシールを交換したがモヤモヤが収まらない

(MHRも自分の気持ちも)

IN側をやるには、裏技でヘッドを外さなくても出来るみたいだが
失敗した時の代償は、結局ヘッドを外さなくてはならなくなるので
腹を決めた


ヘッドナットを外す前に

シリンダーヘッドトルクレンチが必要

ベベルのヘッドナットをは通常レンチがセットできない

マニュアルの挿絵は、フラットなスパナになっているが

ナット回りの隙間が狭い、更に厚さ薄いレンチじゃないとダメ

仮にオープンスパナで外せたとしてもトルク管理ができない

ブリッツさんは、品切れ><

その場しのぎのSST作成

KTC ボールジョイントロックナットレンチ
用途は違うようだが強度は十分そうで
なんと言ってもKTC工具!

そのままでは使えなかったので隙間に合わせて加工


ギリギリセットできるまで削って合わせた
とりあえず、ナットが緩むか確認してOKだった


ヘッド周りを外してフリーにする

エキパイを外す。
リアバンクなら、フランジを外してH管を繋いでいる
13mmを緩めれば外れるけれど、フロントは外せない
結局H管を緩めて、右のマフラーも外さなければならない。

デロルトキャブを外す。
ついでにキャブもバラしたいところだが
ヘッドが組み上がったところで、試運転をしたいので
燃料パイプを外しすがワイヤーはそのままにしておく。

ベベルギヤカバーを外す。
タコメーターのケーブルがつながっているので
カバーごと外す。

カムカバーを外す。
ヘッドを外す際にピストンが上支点で外したほうがいい?
ベベルのアイマークを合わせるらしいのだが良く判らないので
バルブがEX、INの両方が閉じたところにする
正しいかどうか判らないけど




素人整備は未知の領域へ

ヘッドナットが緩まなかったら、スタッドボルトが回ってしまったら
ドキドキしながら緩め、ヘッドを揺すると動くけど抜けてこない
ベベルチューブが抜けてこないようなのでプラハンで叩いて徐々に引き抜く   
ナットの厚み分のクリアランスがないので
途中まで引き抜いてからナットを更に緩めての繰り返し

ヘッド外し成功!



シリンダーはこんな感じ

あれ?上支点じゃなかった





マニホールドを外した
オイルクーラー用のインシュレータ
ガスケットシートは作り直さなくちゃダメか



IN側のステムシール
こいつ一つを交換するためだけど
他にやることがいっぱい増えてきている


分厚いカーボン!?


ちょっと擦ったけどヤバイ〜


ヤフオクでゲットしたSST
活躍中!


IN側のロッカーアーム???
なぜかシムが片側3枚で反対なし?!
カタカタ左右に動く


新車からなのか?
もう走行8万キロだけど



EX側をやった時に落ちてきたシム1枚はIN側用?


INとEXが訳わからんようになら無い様に


バルブ!


バルブ!


EX側はひどい状態

こんな状態で乗ってたんだ〜



当分は、汚れ落としだなぁ


つづく・・・・・・・・







2024/10/21

DUCATI MHR900 Oring 調達メモ

注文

ベベルシャフトチューブ   46320200A(5個入)必要数4個 (線が細い使用不可)

ヘッドOリング(小)    88641181A(5個入)必要数2個

ヘッドOリング(大)    88641211A(5個入)必要数3個


参考

ステムシールEX 76410131A

ステムシールIN  76410091A

ハーフリング 66910031A

リターンスプリング 79915061A

シャフトシール 外径19 内径12 巾3 2個

ドライブシャフトシール 外径60 内径45 巾9







2024/10/19

DUCATI ベベル 白煙でバルブステムシール交換 忘備録

 DUCATI MHR 900

バルブステムシール交換

忘備録




白煙に対する処置

走行8万キロを超えて、クラッチプレートを交換して
元気になったMHRだったが、、、

アイドリング時に前シリンダーのマフラーから白煙が混じる
これまでも、無かったわけではなかったが
エンジンの調子がいいだけに気になる

一時はプロショップにお任せと考えていたが
MHRをショップに預けるのは実のところ金額もあったが
これまでのトラブルを適当に凌いできた経歴を見られるようで
気が引けているところだった。
オーナーズクラブのベベル重鎮にアドバイスを頂いたところ
バルブステムシールが原因ではとのことで
EX側であれば、ヘッドを外さなくても交換できるとのことであったので
重い腰を上げた。




ステムバルブシール

交換するとなれば、まずはパーツの調達となる
コーピーのパーツリストから探す
オクで手に入れたパーツリストであるが費用対効果は高い
が、年代の違いなのか少しづつ違う所がある
同時に手に入れたサービスマニュアルコピーも
役立っているが、余りにも解説文が少ないので
これだけの内容で全バラ整備ができる!?
凄いちゃ〜凄いW

私のパーツリストでは、EX側のステムシールが載っていませんでした
ネット検索、関連投稿記事と専門ショップの画像を頼りに
ダメ元で注文して、結果はOK!


76410091A

(旧 060392150)



76410131A




IN側、EX側、どちらも純正パーツでディーラーで購入できました。
1台分で3,300円とお店までの交通費
注文してから12日で店舗に到着
ネットでも注文していますが今だに2w経過しても発送されず
今後は、ディラーに直接注文が早くて安くて良いです。




バルブステムシールEX側の交換

クラッチプレートの時もそうでしたがネット情報と
オーナーさんからのアドバイスを頂き
パーツが届くまで頭の中で作業を想定



作業位置が低いので出来るだけと前後スタンド

結果は、対して変わらずやりにくい


カバーのボルトを緩めたらもうやるしかない

たぶん、新車から一度も緩めたことないボルトを緩める
固着もなくスンナリと緩んだ



カバーを外して見るとオイルの中に異物?

まだ、ボルト4本しか外していないのにワッシャーが出て来た?

後の外すロッカーアームのシムと同じ物だった

オープンのアームには、シムが入っていたので他のアームの物か

はたまた、当時積立時に、落としてしまったシムなのか

トラブルの原因にならなかったのが幸いか




初めて見るデスモ

実物を見るのも触るのも初めて
ロッカーアームだ〜



カムホルダーを外す

4本のボルトを外した、これも固着なし



カム軸とベアリングが結合されている
プラハンで軽く叩くとスンナリ



ロッカーアームを外すにはシャフトを抜かなければならない

オープンのアームを取れば良いので左下のシャフトを抜く


その場しのぎのSST登場!

若い頃に金型屋にいたのでノックピン抜きが
(スライドハンマー)

職場では普通にあったが、車庫には無い

ネジ穴サイズの確認で、とりあえず合いそうなネジを入れて見る

せめてスライドハンマーが有ればなぁと、、、



なんとなく、シャフトを避ける穴のワッシャを噛ませて
ねじ込むと、すんなり動く気配
確認すると抜けていた


ワッシャとスパナを重ねて抜くを繰り返し


しのばしのぎのSSTで抜くことが出来た


ロッカーアームの両端にはシムが入っていた


クローズアームが確認
これを押し下げればバルブがフリーになる


キックをしてカムをオープンの位置へ移動

バネと格闘してやっと外せた

この小さい部品が、取り付けづらいし無くなりやすい

何度も行方不明になって探しまくり!

まだ、部品は出るようですが、、、


やっと、ステムシールが外せます


40年以上オイルに浸かって劣化

外流祭にバラバラになってしまった

因みに、900SS(ベベルじゃ無い方)と共通




なんとなく計測、クローズ側のシム


なんとなく計測、オープン側のシム



その場しのぎのSST登場Part2

外す時は、力ずくでアームを押してやったが

組み付けは、片手では出来ないので、自作SST登場!

経費0円(針金ハンガー)


とは、言っても

この部品が、小さくて、しかも下向きなので
止まってくれないので片手で押さえて
もう、汗だく><


なんとなく、ギャップを測定
0.14でたぶん許容範囲
調整となると、シム交換が必要で
手に入りにくいし、高価なので許容範囲


ガスケットが残念ながら亀裂
純正品が出るようですが、今回は液ガスで組み付けた



テストラン!

分解して元に戻したので大丈夫なはず?

いつものようにエンジンはスンナリ始動

しかしながら、なんかパワフル!?

エンジンオイルが噛んで無いからか?

これで、しばらく様子を見ます。



部品代、EXステムシール1個 495円

嬉しくて、ネギみそチャーシュー 1,100円を頂きました。




まとめ


EX側 76410131A  485円
IN側 76410091A  1,155円

SSTは、廃材利用 0円
(次やる時まで、強化版を要作成)

今回は、EX側だったので、バルブがシリンダー側に落ちないので
ヘッドを外さず出来たが、IN側は、バルブが落ちないように支えながら
交換となるが、シール交換の際にバルブを押し下げるのでリスクが高い

前シリンダーなら、ヘッドを外すのにエンジンを傾ける
(エンジンマウントを抜いて)
必要がないので、ヘッドを外したほうが速いとのこと

今回交換した、EX側のシールは、構造上常にオイルに浸かっている状況で
シール劣化によるオイル下がりが多い場所で有るとのこと

しかしながら、ピストンの吸気時の負圧を受けるIN側の方が
オイル下がりの原因いなりやすいとも言われている(ネット情報)

テストラン途中にマフラーの排気口は、若干の油分が見られたので
EX側が完治していると考えればIN側を交換する方向となる

プロショップの白煙状況からのオイル上がり疑いについて

仮に、シリンダーに問題があるとの判断材料として
コンプレッションをテストしてみた
暖機運転後に1回目を測定
2回目は、シリンダーにEオイルを注入して実施したが測定値に変化なし
ピストン関連は問題がないでいいってことにしたい。


前シリンダー測定値


後シリンダー測定値



使用したのは、ストレートのコンプレッションテスター
先に、年代物のテスターを手に入れたが
どうしても、前シリンダーの測定が一人ではできなかったので購入


測定準備から計測はやり易かった
SSTと一緒だが、これをこの後いつ使うことになることか、、、

自己満足の工具が増えていく

それにしても、低い姿勢での作業で、膝をつきながらで痛い
そして指先、腰、肩、老眼・・・・

では、また